


カーリースの月額費用や契約期間、メンテナンスなどについては、WEBページで詳しく案内されていますが、契約満了後のクルマの返却について記載されているページが見当たりません。
契約前には「安いですよ」「こんなに便利ですよ」あるいは「クルマにキズがついていたら修理費を請求されますよ」などの案内はありますが、リース満了時の手順ややらなければならないことについて明記されているのを見たことがありません。
返却するときには、何か不利になることが隠されているのではないかな? と疑問を持ってしまいます。
返却の際に「請求金額が高くてびっくりした! 二度とリースはやらない」など、どうしてそんなことが起こるのか不思議な書き込みをインターネット上で見ることがあります。
書き込んだ人は請求金額が高くて驚いたのでしょうけど、その人自身が契約内容をしっかり把握していなかったために、高額請求されることになったのかもしれません。もし自分が同じ状況になったら嫌ですよね。
そこで、(自称)カーリースプランナーの管理人が「リース満了のときの注意点」と「返却時にクルマがどの状態のときに費用請求されるのか」を調べてみました。
このページでわかることは、クルマをリースするときには借りることだけでなく、返す(返却)ときのことまでしっかり考えてからリース会社を選択するために、リース会社の違いを調査した結果です。
初心者におすすめのリース会社もありますので、ぜひご覧ください。
リース満了後のお知らせはどうやって来る?
リース満了時期の設定は、車検と同じ時期になっている契約が多いのですが、「リース満了のお知らせ」は来るのか、またどのように届くのかが気になりました。
お知らせのほとんどは、郵送(はがきが多い)でリース満了の連絡が届きます。
時期はさまざまで、半年ほど前から2~3か月前のタイミングで郵送の連絡が届き、「リース満了のときにはどうするか」を回答することになります。
もしその郵便物を見落としてしまった場合、今度は「電話で連絡します」というリース会社もありました。
リース契約終了前の半年ほど前には、クルマを今後どうするのか考えておく必要があります。
引取りのときの注意点
リース満了時のクルマをどのように扱うかは気になるところです。
多くのリース会社では、返却時にクルマを引き取りに来てくれるようですが、「ニコノリパック」はリース満了のときに契約店に持っていくことが基本です。
もともとニコノリパックは、納車の際にも契約店でクルマを受け取るのが基本となっているため、返却時も同様に契約店へ持ち込む必要があります。
原状復帰するための請求が来る
カーリースの契約が満了してクルマを返却するときには、原状復帰しなければなりません。
原状復帰とは、経年劣化による傷や汚れを除き、修復費用が必要になる大きな傷や目立つ汚れなどを修復して返却することです。
一部のリース会社では、原状復帰にかかる費用の一部を免責として設定しているところもあります。契約前にしっかりチェックしておきましょう。
免責の金額も10万円ほどから20万円程度まで幅があるので、最終的な出費の有無によって負担は大きく変わります。ここはきちんと押さえておくことが大切です。
覚えておきたいニコノリパックの返却について
定額ニコノリパックの特長は、契約店とリース契約満了までずっと付き合う点にあります。
納車の際は契約店までクルマを引き取りに行き、その後の車検やメンテナンスなども契約店で行い、返却も契約店に届けることで完了です。
コールセンターのSさんに、免責と請求について伺ったところ、次のようなお話をいただきました。


メンテナンスプランに加入いただいている場合、半年ごとのオイル交換を契約店で実施してもらう際に、クルマの状態を確認しご相談もさせていただいています。

普段からクルマの状態を見てもらい、必要に応じて相談していれば、返却時に突然大きな請求が来る心配は少ないというわけです。
メンテナンスと返却査定を同じ契約店で行えるので、「いきなり請求が来ることはないので安心してください」ということでした。
オリックスカーリースの対応は満足度高い
オリックスカーリースの返却時の対応には、少し驚かされる点がありました。
コールセンターのKさんに、返却時の手順を伺いました。






事故を起こされた場合は、その時点で修理をされるからだと思われます。


5年契約の場合、月2,000kmで計算すると合計120,000kmになりますが、もし月3,000kmほど走られて180,000kmになったら、さすがにご相談はさせていただきます。
ただし、あくまでお客様と相談という形ですね。
Kさんには丁寧にご対応いただきましたが、その内容からは「返却時の対応がとても素晴らしい」という印象を受けました。
さすがに質の高いサービスを提供しているオリックスカーリースだけあり、コールセンターの対応も好感が持てます。
返却のことを各社調査したらわかったこと
「カーリースの契約満了時の手順を教えてください」などの問い合わせをしても、すぐに回答を得られない場合が多いようで、「しばらくお待ちください、確認してきます」という対応ばかりでした。
中には「返却のときのことはわかりません! 見積を取られたときに担当者が付きますので、その時に問い合わせてください」や、「返却時の対応は金融会社が行うので、こちらではわかりません」といった回答もありました。
返却時の対応まで含めてリース会社を選びたいと思っている人にとっては、残念な印象を受けてしまいます。
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契約年数 | 5年・7年・9年 |
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月間距離数 | 2,000Km |
もらえるオプション | 7年契約と9年契約 |
免責 | あり |
過走行損害金 | 1Km超過につき8円 |
メンテナンスオプション | なし |
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契約年数 | 5年 |
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月間距離数 | 1,000Km |
もらえるオプション | 買取も可能 |
免責 | なし |
過走行損害金 | 1Km超過につき10円 |
メンテナンスオプション | ライトプラン・バリュープラン |
今回の調査でわかったのは、販売(契約)時は熱心でも、その後の対応が十分でないリース会社があるということです。まるで「釣った魚に餌はやらぬ」かのような姿勢が見られました。
せっかく気分よくクルマを借りていたのに、最後に嫌な思いをしたくはありません。リース会社を選ぶときは、返却時の対応も事前に聞いてみることが大切だと感じました。
質問しても曖昧な答えしか返ってこないリース会社は、月額費用がいくら安くても避けたほうが無難かもしれません。
それならば、リース満了時にクルマがもらえるリース会社を選ぶという選択肢もおすすめです。
カーリースはクルマを借りて契約期間が終了すれば、クルマを返却しなければならないと思っていませんか? リース満了してからクルマを手に入れる方法は、「買取」か「クルマがもらえるオプション」を選択する方法があります。 どちらも、手に入[…]