【初心者OK】車庫証明の取り方|誰でもカンタン!必要書類・費用・交付まで完全解説

車庫証明は簡単に取れる
車庫証明について知りたい!
専門家に頼まないとダメなの?
取得費用は高いの?
初めてでも簡単に取れる?
どのような書類が必要なの?

こんにちは、カーリースの百科事典の管理人、田中いろはです。

今回はカーリースの話だけでなく、新クルマでも中古クルマでもクルマを購入するときに必要になる
車庫証明の取り方を解説したいと思います。

「警察に行って車庫証明を申請する!」と聞くと、手間がかかり大変そうなイメージがあります。

日常的に警察へ行く機会はあまりないと思いますので、車庫証明について不安に感じる方も多いでしょう。

友人(私もそうですが)からも「簡単に取れるなら自分でチャレンジしてみようかな?」と質問を受けました。
さらに詳しく聞いてみると、「車庫証明の費用を節約して、ドライブレコーダーをワンランク上のものにしたい」という理由でした。

ほかの友人からも「車庫証明の書類入手から交付までの流れを知りたい」と言われたことがあったので、この機会にわかりやすくまとめてみます。

また、車庫証明が不要な地域もあるため、お住まいの地域が不要エリアかどうかは、一度電話で所轄の警察署に問い合わせて確認してください。

ポイント
地域によっては、車庫証明が不要な地域があります。

代行業者に手続きを頼むと手数料がかかります。

車庫証明を取るには「書類を書く」「警察に提出する」の2つが必要です。一見面倒そうに思えますが、実はそれほど難しくありません。書類の記入にさえミスがなければ、初心者でも1回の申請で取得できることがほとんどです。

このページでは、簡単に車庫証明が取れる手順を具体的な書類例を出して解説します。実際に見れば「意外と簡単!」と思われるはずです。

それでは、車庫証明を取得する際の注意点と必要なものを確認していきましょう。

平日に時間が必要

なぜ平日に時間が必要かというと、警察の業務は土日祝日は書類を受け付けていないためです。
警察署そのものは365日24時間開いていますが、車庫証明を担当する交通課の窓口は平日の午前8時30分から午後5時15分の間しか対応していません。

そのため、車庫証明の申請と交付を受けるには平日に警察署へ行く必要があります。警察署によって受付時間が若干異なることもあるので、時間に余裕を持って出向きましょう。

訪問の予定回数は2回か3回

申請のために警察署へ行く回数は、必要書類をどこで入手するかによって2回または3回になります。次の項目で詳しく確認しましょう。

書類の入手方法は2種類

提出する書類の入手方法は大きく分けて2種類です。

1. 警察署で入手する(3回必要)

1回目に交通課で書類をもらい、2回目に記入済み書類を提出、3回目に車庫証明を受け取りに行きます。

2. インターネットで入手する(2回で済む)

申請書類を事前にダウンロードし、必要事項を記入しておけば、提出と受け取りの2回だけで完了します。

いずれの方法でも、実際の手続き自体は数分程度で済むことがほとんどです。

書類の記入方法や注意点

書類には決まったフォーマットがあり、基本的には指示どおりに埋めれば問題ありません。

必要な書類はなに?

1、自動車保管場所証明書
2、保管場所標章交付申請書
3、保管場所の所在地・配置図
4、保管場所使用権原疎明書面
4-1、自分の所有地の場合
4-2、貸し駐車場の場合

合計4種類が必要です。
「書き方が難しそう」と思うかもしれませんが、様式に沿って記入すればさほど複雑ではありません。

書き方サンプル(警視庁)

書き方については、警視庁などの公式サイトで公開されている記入例を参照するのがおすすめです。各項目の指示通りに記入すれば、特に難しい点はありません。

(以下、記入例のリンクや画像参照)

1、自動車保管場所証明書

 

2、保管場所標章交付申請書

保管場所標章交付申請書記述例3、保管場所の所在地・配置図

保管場所所在図・配置図記述例

4、保管場所使用権原疎明書面

自分の土地の場合

保管場所使用権原疎明書面記述例

貸し駐車場の場合

保管場所使用承諾証明書記述例

出展:警視庁 保管場所証明申請手続  外部リンク

各都道府県で書類の様式が違う

提出先の警察署によって書類のフォーマットがやや異なるため、申請する都道府県の公式サイトをチェックしてください。なかにはExcelで入力・印刷を推奨しているところもあり、手間を減らせます。

保管場所の地図の書き方

新規登録の場合は詳細な図面を描く必要がありますが、買い替えなどで所在図の記載を省略できるケースもあります。詳しくは各都道府県の警察サイトや担当窓口で確認しましょう。
駐車場を借りている場合は、貸し主の承諾証明書が必要です。道路や出入口の幅、駐車スペースの寸法などは正確に書き込むようにしてください。

申請に必要な費用は

申請時には、証明書交付申請手数料が必要です。金額はだいたい2,000円~2,200円ほどで、地域や警察署によって多少異なります。

車庫証明を引き取りに警察に行く

申請してからおおむね5~7日ほどで保管場所標章が交付されます。交付時には標章交付手数料500円も必要です。
また、受け取りの際に訂正が必要になった場合に備えて、シャチハタ以外の認印を持参しておくと安心です。

車庫証明取得時のエピソード1

中古住宅を購入した友人が、保管場所の変更を申請した際の話です。自己所有の土地なのに、なぜか「ほかの人の車庫証明が残っている」と警察から連絡が入り、結果的に警察側の確認に時間がかかったことがありました。

その時のやりとりです。

警察官
警察官
Aさんの申請された土地にはほかの人の保管場所で登録されているので2重登録はできません。
Aさん
友人A
中古住宅を買ったばかりで、登録が初めてなのにどうして車庫証明が取れないのですか?
自分の土地ですよ。

・・・・と話をした数日後また電話がかかってきて

警察官
警察官
現在の登録は、あなた以外の人になっているので登録ができません。
Aさん
友人A
どうしたらいいのですか? 自分の買った土地にクルマを置けないなんてそんなことがあるのですか?
警察官
警察官
調査しますので数日お待ちください。そこに登録予定のクルマ以外を置かないでください。
現地を確認しますので。

最終的には無事車庫証明を取得できましたが、承認が下りるまでは、そのスペースに申請車両以外を停めないようにしておくなど、警察署の指示に従うことが大切です。

車庫証明取得時のエピソード2

貸し駐車場を借りて、配置図を手書きで書いて提出したのですが警察に指摘されました。

そこの駐車場は、空き地にクルマ1台ずつの枠線のない駐車場で、借りている人がおおよそクルマを止めているという田舎にありがちな駐車場です。

書いた本人も大雑把に書いたものですから、警察から連絡があり「訂正印を持ってきてください」と言われました。

どうしたのか話を聞くと、道路の道幅と入り口の寸法をおおよそで記入したところ「寸法が違います」と指摘されたそうです。

警察官が確認したところ配置図の寸法と違っていたからでした。

車庫証明を引き取りに行くときに訂正をして事なきを得ましたが、寸法を間違いなく記入しなければいけませんよということでした。

車庫証明は簡単に取れる!

車庫証明に必要な書類は、サンプルに沿って記入すれば意外と簡単に作成できます。面倒に感じるのは、貸し駐車場を使う場合の承諾証明書や、所在図・配置図を作成する手間くらいでしょう。

派出所では受付をしてもらえないので、必ず保管場所を管轄する警察署へ行ってください。なお、手続きは代理人でも可能です。その場合は本人確認書類などが必要となります。

保管場所(車庫)とするには、次の要件が必要です。
1. 駐車場、車庫、空き地など道路以外の場所であること
2. 使用の本拠の位置から2kmを超えないこと
3. クルマが通行できる道路から無理なく出入りでき、クルマの全体を収容できること
4. 保管場所として使用できる権原を有していること

出展:警視庁 保管場所(車庫)の要件と使用権原書面  外部リンク

もし平日の休みが取れない方は業者に依頼せざるを得ませんが、有給や半休を活用できるなら自分で申請するのがおすすめです。数万円の代行手数料を節約でき、その分をほかの用品に回せるかもしれません。実際に自分で取った友人も「思った以上に簡単だったし、費用も抑えられた」と喜んでいました。
車庫証明は想像より手軽に取得できる手続きです。ぜひチャレンジしてみてください。

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