カーリースを個人で利用する!メリット・デメリットを知って快適カーライフを手に入れよう

カーリースのメリット・デメリット

カーリースの印象は?

◎ リースは会社で使うものでしょ?
◎ リース料金は経費にできる
◎ リースは借りるものだから返さなきゃいけないでしょ?
◎ 個人でリース使えるの?
◎ 個人でリース使って何がトクなの?
◎ 返すときにお金を請求されるって聞いたけど

個人で「クルマをリースで借りる」ことは、一般的ではありません。

私の身近な人に聞いても

・ カーリースって聞いたことあるけど、仕組みはあまりよくわからないね。
・ そもそもリースって会社で使うものなのでしょ、費用が経費で落ちるって聞いたこともあるけど、個人じゃ経費も関係ないから使うことないかな?
・ リース使ってなんか得することあるの?

このような答えが多かったです。

やはり、カーリースは個人より会社で使うものという認識が強いようです。

カーリース全体の需要はどうなのでしょう?

矢野経済研究所の調べでも、カーリースの契約数が増加傾向にあるのがわかります。

弊社実施の30,000人を対象とした車両購入に関するアンケート結果によると、2018年における現金一括購入者は66%。2013年の74%と比較すると8ポイント下落。一方、残価設定クレジットは7%(13年)から17%(18年)へと10ポイント増。現金購入者を吸収している構図に。リース購入比率は0.2%(13年)から2.0%(18年)であるものの、供給増による増加を見込む。

出典:株式会社矢野経済研究所https://www.yano.co.jp/market_reports/C60107000

カーリースの認知度はあがっていて利用する人も多くなっているのですが、内容が良くわからない人が多いようです。

利用者が多くなっているということは、メリットがあるから利用者が多くなっているのでしょう。

そこで、カーリースのメリット・デメリットを自称カーリースプランナーの管理人がわかりやすく解説します。

もし、あなたが新車のクルマを購入して乗りたいと思っているのなら、カーリースのことを知って新車購入の検討材料に入れても決して損はありません。

それでは、カーリースを個人で利用するメリット・デメリットについてご覧ください。

リースを個人で利用するメリット5つ

カーリースのメリット

まずは、カーリースの良いところ(メリット)を調べてみます。

新車を買うときにカーリースを選択する人が増えているということは、メリットが多いのでカーリースを選択する人が増えているのだと思われます

では、どんなメリットがあるのかをみてみます。

初期費用がかからない

新車のクルマを手に入れるには、初期費用が必要です。

内訳は、自動車取得税・自動車税・自動車重量税それに納車費用などが必要になります。

カーリースでは必要な費用がひとまとめになっているので個別の費用はかかりません

なので、新車購入時の初期費用を用意する必要はありません。

頭金がいらない

ローンでクルマを買うときには「頭金はどのくらいの金額を予定されていますか?」と聞かれることがあると思います。

頭金をたくさん入れることができれば、毎月の支払い額を減らせること、もう一つはローンの審査を通りやすくするためです。

ローンの審査が通らないと、クルマを販売することができないので販売店は頭金をなるべく多めに入れてもらい審査を通りやすくしたいのです。

カーリースは、月額の支払いは定額で頭金を用意する必要はありませんが、月々の支払額を減らすために頭金を入れることができるリース会社もあります

毎月定額の安定した支払

月々の支払いが決まった金額なのは家計を預かる主婦には重要なことです。

特別ボーナスが入って収入が増えれば支出が増えても大丈夫ですが、収入は決まっているのにクルマにかかる費用が追加でかかるのは財布に優しくありません。

クルマへの支出は定額にして予算化したいものです。

カーリースは、ボーナス払いは基本的にありません、毎月フラットな支払いで大丈夫です。

仮にボーナスの減額があったとしても心配する必要はありません。

でも、どうしてもボーナス払いを併用したいということであればボーナス払いができるリース会社もあります。

維持費の心配がなくなる

クルマを維持するためには、オイル交換・オイルエレメント交換などの定期的なメンテナンスが必要になります。

さらに、新車から3年以上継続してクルマに乗るには車検を受けなければなりません。

車検には、メンテナンスに必要な費用と税金などの多くの費用が必要です。

カーリースのクルマは借りているので車検などの費用がリース料金の中に含まれているので、維持費のために特別な予算を取る必要はありません。

注意が必要なのは、リース会社によってメンテナンスの内容が違うことです。

契約してから「このメンテナンス代は別料金なの?」なんてことがないように、契約する前にしっかり確認することをおすすめします。

定期的に新車に乗ることができる

定期的に新車に乗り換えたい人には、3年契約があります。

クルマの1度目の車検の際に、次の新車に乗り換えができます。

3年のカーリース にしておけば、車検とか現在のクルマの下取りをどうするとかなどの、煩わしいことが一切なく次の新車はどれにしようかという楽しい悩みが待っています。

なので、カーリースは契約期間が終了すればクルマを返却して次の新しいクルマを探す楽しみが待っています

リース会社によっては、リース契約満了後に延長契約や購入のできる契約があるところもあります。

リースを個人で使う6つのデメリット

カーリースのデメリット

便利なカーリースにもデメリットはあります。

デメリットも知っておかないと、リースを契約してから「こんなはずじゃなかった」と思っても遅いのです。しっかりデメリットは知っておきましょう。

ここでは、一般的に言われているカーリースのデメリットを調べました。

デメリットを知ったうえでカーリースがおトクに活用できるのかを考えてください

返さなければいけない

リースとは、リース会社があなたの希望する品物を代わりに購入して、あなたに貸し出し毎月リース料金として代金を支払うシステムです。

なので、借りたクルマは契約完了すれば返さなければいけないのが基本です

途中解約できない

リース契約は期間が決められています。

リースの支払い回数に応じて金額が違ってくるので途中解約はできない仕組みになっています

どうしても途中解約を希望する場合は、違約金を支払う必要があります。

カーリースでは、途中解約の時点でクルマを査定して瑕疵があるのか判断してから違約金の金額が決められます。

距離数もあまり乗っていない、外装・内装に修理が必要な状態でなければ大きな金額を請求されることはないでしょう。

 距離制限がある

カーリースでリースアップしたクルマは、中古車市場に回されることがほとんどです。

その時に、一般的な中古車価格がつけられるように残価が設定されています。

走行距離が多いクルマは、中古車市場での価値が低くなり販売価格が安くなるので、契約期間内の距離に制限がつけられています

返却の際に契約距離数を超えて走行していると、1kmあたりの単位で請求がされるので注意が必要です。(1kmあたり8円から15円ほどが請求される)

原状回復費用を請求される

距離制限のデメリットのところと同じで、リースアップしたクルマを中古車市場に回すので傷とか汚れなどは修理する必要があります。

契約満了後にクルマを査定して、外装の傷とか内装の汚れなどがチェックされ原状復帰させる費用が請求されることがあります

いわゆる修理代の請求です。

通常使用で起こる小さな飛び石などでは原状復帰費用が請求されることはありませんが、査定をされてから金額の請求が確定するのでどのくらいの金額なのか不明なのは不安です。

ドレスアップや改造ができない

カーリースは返却するのが基本になるので改造やドレスアップはしてはいけないのですが、返却時に元に戻せる範囲なら許されているリース会社もあります

車体に穴を開ける改造などはもってのほかですが、法律に違反しない(車検に通ることができる)、すぐに元に戻せる範囲でならクルマをいじっても大丈夫でしょう。

 支払い総額が高くなる

現金購入やローンよりリースの方が総額の支払いは「多くなるのかな?」です。

リースは、決して「安いですよ!」とは言えません。

なぜなら、リースには車検費用・メンテナンス費用などが含まれているからです。

現金購入やローンの中に、車検費用・メンテナンス費用を含んで比較していないからです。

現金で購入してメンテナンスを安くする工夫をすれば、一番安くクルマに乗ることができます。

分割払いになるのは、ローンでもリースでも同じです。

違うのは、車検費用・メンテナンス費用が分割払いの中に含まれているかどうかの違いです。

リースの中には、車検費用・メンテナンス費用が含まれていますので総額の支払金額は多くなります。

ここで考えなければならないのは、メンテナンスはどこでどうやってやるのか?です。

車検・メンテナンスはどこが安い? どこでやってもらうのが信頼ができる? などを探し出さなければなりません。

忙しいあなたが、道具である車にそんなに時間がかけられるのでしょうか?

それなら、おまかせできるカーリースが便利です。

安く車検・メンテナンスができるところなどを探す手間を考えると、ローンとリースの差は少ないように思います

デメリットを考え直してみる

「リースを個人で使うデメリット6つ」あげましたが、デメリットをリース会社の努力でユーザーが損をすることがないようになってきました。

カーリースのデメリットが、本当にデメリットなのか例を出して考えてみることにします。

返さなくていい?

リースは借りているものなので、返さないといけません。

ところが、契約が満了すればクルマがもらえるリース会社の契約があります。

カーリース会社 契約プラン 備考
オリックス自動車 いまのりセブン 7年契約
いまのりナイン 9年契約
カーコンカーリース カーコンカーリース7 7年契約
カーコンカーリース9 9年契約

クルマがもらえるリース会社には、リース契約が満了した時点で費用負担なしで使用していたクルマをそのままもらえる契約や、満了時にいくらかの費用を支払えばクルマをもらうことができるリース契約などがあります。

途中解約できる?

契約期間が満了するまでの間にクルマを返却しなければならなくなったときに解約の違約金が発生するのはイヤです、でも条件を満たせが違約金の発生しないリース会社があります。

カーリース会社 契約プラン 備考
オリックス自動車 いまのりナイン 契約開始後5年経過後
カーコンカーリース カーコンカーリース7 契約開始後5年経過後
カーコンカーリース9 契約開始後7年経過後

契約中にクルマが不要になった、どうしてもほかのクルマにしなければならない理由ができた、などの事情が起こったときも条件を満たせば、途中解約でも違約金が発生しません。

距離制限がない?

リース契約には、必ず距離契約があります。

契約満了までのトータルの走行距離で契約します、月間走行距離にすると500Km~2,000Kmになります。

500Km/月の契約で5年契約なら「500km×60か月=30,000km」が契約距離数になり、その距離数をオーバーすると過走行違約金が発生します。

クルマ通勤で距離が心配な方、ドライブが趣味で休みには遠出をしたい方などトータルの走行距離が伸びそうな方にはカーリースは不向きだと思われていますが「もらえるカーリース」なら契約満了後にクルマの査定がなく、乗っていたクルマをそのままもらえるので走行距離を気にする必要はありません

原状回復費用を請求されない?

残価設定ローンとリースがよく似ているといわれています。

契約満了後に借りていたクルマを査定して貸し出した時に予定していた残価より下がればその差額を請求されるというものです。

しかし、クルマがもらえるリースを選択すれば契約満了後に返却をすることがないので、通常ある返却時のクルマの査定がおこなわず費用を請求されることはありません

ドレスアップや改造ができる?

これも、クルマを返すことが前提での契約ですけど、クルマがもらえるリースならドレスアップや改造が法定の範囲内なら許されます

もしクルマを返却しなくてはいけなくなったときには原状復帰費用が多くかかることも覚えておきましょう。

カーリースを個人で使うメリット・デメリットをまとめてみると

20世紀には、良いクルマを持っていることがステータスであり自慢であった時代もあり、クルマに使うお金も収入にあわないような金額を占めていることもありました。

しかし、クルマへの考え方がステータスで所持するモノから便利な道具へと変わり、レンタカー・シェアカーなどのクルマを使うことが増えています。

とはいうものの、レンタカー・シェアカーなどは都会なら生活範囲内ですぐに用意ができるでしょうが、地方に行けばいくほど交通の便が悪くクルマを所有していないと生活に不便です。

レンタカー・シェアカーなどが身近になく道具としてのクルマの利用を考えるとリースで借りて不要になれば返却することができる道具を個人で借りることができるのが便利です。

 

このページでは、クルマを道具として個人で使うカーリースという方法のメリットとデメリットを考えてみました

デメリットとして出した情報も、利用方法によってデメリットではなくなるので個人でもカーリースを検討しても損をすることはないでしょう。

とはいうものの、生活に無理のない予算の中で、クルマを使用して維持できるのがカーリースのよさです。

無理のない毎月の予算で、最適なクルマに乗れるのがカーリースを個人で利用するメリットです。

さらに、検討される際にはリース会社を詳しく知っておき、あなたのクルマの利用方法に合ったリース会社と契約内容を検討してください。

こちらにリース会社を比較した記事がありますので参考になさってください。

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