デメリットを詳しく知りたい
メリットもあるでしょ
他と比べてみたい
知っておくポイントを教えて!
カーリースでリース会社を選ぶ際、「定額ニコノリパックはお得なのか? 損をしないのか?」と悩む方も多いかと思います。
クルマを選ぶ際は、長期間付き合うものだからこそ慎重になりますよね、だって失敗なんて絶対にしたくないですから。
慎重に検討するに越したことはありませんが、「コミコミ○○円」といった広告に惹かれてしまい、十分に確認せずに「きっと安いだろう」と契約をしてしまい、後から後悔することがあります。
こうした失敗の原因は、契約内容を十分に理解せず、価格だけで決めてしまったことによるケースがほとんどです。
当ブログの管理人である「カーリースプランナー」に、「カーリースはお得ですか?損ですか?」といった質問がよく寄せられます。
カーリースは利用方法によって、得になる人もいれば損になる人もいるため、一概に答えることはできません。ですが、まずはリース会社のサービス内容を把握することが重要です。
今回は、定額ニコノリパックのデメリットについてご紹介します。
デメリットを知っていれば、契約後のトラブルや後悔を防ぐことができるのと、この情報を参考にしてもし損をする可能性が高いと感じた場合には、他のリース会社を検討するか、リース契約以外の購入方法を選択するのも一つの手です。
ただし、定額ニコノリパックにはメリットもあるため、必ずしもデメリットばかりではありません。
こちらには定額ニコノリパックのメリットを解説したページもありますので、よろしかったらこちらも合わせてご覧ください。
>>定額ニコノリパックのチェックしたい5つの特徴とメリットを解説
それでは定額ニコノリパックのデメリットをご確認していただき、あなたのカーライフに定額ニコノリパックを利用しても大丈夫なのか検討してみてください。
デメリット1 契約店舗が少ない
対面で問合せできる店舗は多くありません。
定額ニコノリパックの取扱店は全国で53店舗(2020年2月現在)です。
自宅近くにあれば気楽に訪問することもできるのですが、取扱店が自宅から遠いと相談したりするのにわざわざ出かけなくてはならないのは不便です。
とはいえ、カーリースの取り扱いをしているリース会社で、安いけれどWEBのみで問合せ・見積・申し込みが完了するところがあり、まったく対面で質問ができないのは不安になります。
WEBや電話のみ問合せを受け付けているところに、聞きたい質問を確実に表現できればいいのですが、ふわっとしたイメージや感覚だけでは答えをいただけないことがあります。
しかし対面であれば、イメージでさえ答えてもらえることがあるので安心することができます。
定額ニコノリパックは、取り扱いの店舗数が少ないのがデメリットなのですが、取り扱いの店舗では対面で問合せができるのであなたの不安がなくなるまで質問をすることができるのはメリットです。
デメリット2 契約店舗でしかメンテナンスを受けることができない
メンテナンスは定期的に受けなければならないものなので、メンテナンスを受けるために遠いところまで出かけるなどの手間がかかるのは避けたいところです。
定額ニコノリパックは、契約店舗でしかメンテナンスを受けることができないので、契約した店舗まで出かけなければいけません。
他社では、メンテナンスをガソリンスタンドやカー用品店で受けられるところもあります。
メンテナンスを受けるところを選択できるメリットは、メンテナンスだけのためにクルマの移動距離を延ばす必要がないということです。用事のついでにメンテナンスができれば距離数も節約できるし時間も節約できます。
カーリースは走行距離の制限があるので、無駄に走って走行距離を伸ばすことはしたくありません。
なので、契約店舗でしかメンテナンスを受けることができないのはデメリットです。
デメリット3 契約期間は5年が基本になる
リースの契約期間は5年の契約が基本になり契約が満了した時点で3種類の中から選ぶことになります。
1、リース期間を延長する
2、買取る
3、返却する
上記の3種類を説明します。
リース期間を延長する
再リースのリース金額は、クルマの残価や契約条件により金額が違うのでその時点でなければ算出できません。
慣れ親しんだクルマなので再リースを希望しても、クルマの査定がおこなわれるまで再リースの金額がわからないのは不安です。
クルマを買取る
定額ニコノリパックの基本契約は、クローズドエンド契約でクルマを買取ることができないのですが、リース満了後に使用していたクルマを買い取ることができます。
しかし、買い取るときにもクルマの査定がおこなわれ、市場価値などを加味して買取り価格が決定されるので
買取りを希望しても、金額が事前にわからないので予算を用意しておくことができないのは不安です。
リース契約のクローズドエンド契約については、こちらで詳しく解説していますのでご覧ください。
カーリースで知っておかなければいけないこと カーリースの契約には「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」がある。 それは契約満了時の残価をいくらにするのかで、支払うリース料金が変わってくる。 ここまででわからな[…]
返却する
5年の契約期間が満了して返却の時にも注意が必要です。
契約満了してクルマを返却するときには、査定がおこなわれます。
契約が満了して返してもその時のクルマの状況により費用が請求されることがあります。
請求されることがあるのは、車体に傷がついていたり車内に汚れなどがあれば修理・修復する費用が請求されます。
これは原状に復帰させるための費用で、傷や汚れなどがない場合は、請求されることはありません。
他社の場合だと、返却の時点で原状復帰に必要な費用を10万円から20万円ほどの金額を支払わなくてもよい免責システムがあることを知っておいてください。
定額ニコノリパックの場合は、免責システムがありませんので原状回復に必要な費用はすべて、請求されます。
請求額もいくら請求されるのかわからないので、予算化することができません。
あらかじめ、請求される金額が予想することができないのは不安です。
返却時の免責金額が設定されていないので、修復に費用がかかれば実費を請求されることがあるので注意が必要です。
デメリット4 過走行損害金が1Kmにつき10円請求される
定額ニコノリパックの契約満了後に費用を請求されるのは原状復帰費用だけではありません。
過走行損害金も請求される可能性があります。
定額ニコノリパックの走行距離の契約は、月間走行距離1,000kmで返却時のオドメーターが60,000kmを超えた場合1Kmにつき10円の過走行損害金が請求されます。
片道20kmを25日間往復するとそれだけで10,000kmになってしまうので毎日クルマを通勤などで使用するのであれば注意する必要があります。
他社などは、月間走行距離が2,000kmのリース会社もありますので少なく思います。
今まで年間12,000km以下の走行距離しか走っていない方なら問題ないのですが、新車を気持ちよくドライブをされるのなら、走行距離も注意する必要があります。
走行距離を気にしなければならないのは、面倒だと思います。さらに契約距離数を超えれば、ペナルティの過走行損害金を請求されるのを気にしてクルマに乗らなければならないのはイヤです。
5年のトータルで60,000km以上の走行をしてしまうと1kmにつき10円のペナルティ(過走行損害金)が請求される。
定額ニコノリパックのデメリット5 お得な特典は契約店でしか受けられない
取り扱いの販売店別におトクな特典があるのですが、残念ながらその契約店でしか特典を受けることができません。
契約店ごとの特典ですが、契約期間中はガソリン値引き1リッター5円の値引きを受けることができる店舗もあります。
しかしその特典は契約店のみの特典なので、その契約店以外では特約を受けることができません。
そのほかに、ウォッシャー液の無料補充とクーラントの無料補充も契約店以外では補充を無料で受けることができません。
引っ越しなどで契約店に訪問できなくなったときに、特約がなくなるのは残念です。
契約店でのみ受けられる特典があるので、店頭に出かけたときには特典を確認してください。
定額ニコのりパックのデメリットをまとめると
このような人は定額ニコノリパックの契約を考え直しましょう。
▲5年間同じクルマに乗るのが苦痛
▲クルマの運転に自信がなくいつもどこかに傷が入っている
▲車内の汚れも全く気にならないし掃除も嫌い
▲5年後にもう一度予算を組んでクルマをどうするのか考えるのが面倒
などの人は定額ニコノリパックをおすすめできないのと、返却することが基本のカーリース自体をおすすめしません。
自宅の近くに販売店があって気楽に相談に行けるのであれば、定額ニコノリパックはおすすめできます。
店頭で相談できるメリットも大きいのですがさらに、メンテナンスについて契約前に相談できることはうれしいです。
例えば、オイルを希望のものに変更する相談とか、メンテナンス代金の中にスタッドレスタイヤを1セット入れるとかの変更も相談することができます。
カーリースでどのリース会社を使うのかを選択するときに、自宅近くに販売店があれば定額ニコノリパックで見積りをとってみてください。
また、定額ニコノリパックについて詳しく解説した記事もあるので合わせてチェックしてみてください。